先に述べたとおり、プログラマーには「Web系」「組み込み系、制御系」「オープン系」などいくつかの種類があり、それぞれ仕事内容や扱う言語が異なります。「汎用系」もそういったプログラマーの種類の中の一つです。 汎用系プログラマーのほとんどは金融機関や保険会社など、膨大なデータを扱う企業で仕事をします。バンキングシステム、見積もりシステム、会計システムなどの開発が主な業務となり、安全性や信頼性の高さが求められます。 処理作業は一台のコンピューターで行い、他のコンピューターシステムとの互換性を持ちません。そのため、オープン系とは反対に、クローズドなシステムとも称されます。
次に、汎用系プログラマーに必要なスキルや適正についてチェックしていきましょう。
まずは汎用系プログラマーが扱う主な言語を以下にまとめました。
・COBOL
・PL/1
・RPG
・FORTRAN
上記の中でも「COBOL」は50年以上の歴史を持ち、誤差が少なく金額計算に役立つ言語として、古くから銀行やホテルなどのシステムに用いられてきました。
可読性に優れ、大量のデータ処理を得意としているCOBOLは汎用系プログラマーの必須スキルと言えるでしょう。
また、汎用系のエンドユーザーには大手企業が多く、トラブルを避けるために細かなリスクヘッジが取られています。そういった環境では、着々と正確に仕事をこなしていく姿勢が大切。コツコツと実績を積み上げて行くタイプの人には汎用性プログラマーの適正があると言えます。
最後に、汎用系プログラマーのメリットとデメリットはについて紹介していきましょう。 汎用系プログラマーは大規模なシステムの一助を担っているため、巨大プロジェクトに関わっているという達成感にメリットを感じる人が多いようです。また、古くから運用されているシステムが多く、今後も別の言語に置き換えられる可能性は極めて低いため、汎用性プログラマーとしての技術や知識を磨いていくことで、業界で確固たるポジションを獲得できる可能性が高まります。 ただし、汎用性プログラマーが構築するシステムは、他種では通用しない独自の仕組みですから、オープン系言語を習得したいと考えたときに、経験を活かすことが難しいのも事実。Web系やゲーム系のプログラマーを目指したい人はデメリットを感じるかもしれません。
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